「信用」と「信頼」

もひとつまとめとこう。
俺は奴のいう「愛」と「恋」のように、「信用」と「信頼」を使い分けている。というよりは言い分けている、といったほうが正確か。
その差はなんとも言えないんだよね。「信用」してない人を「信頼」してたりするし、その逆も普通に存在する。
例えば万能な彼のことを俺は全面的に「信用」してるけど、「信頼」してない。何故か。それは「どこまで任せられるかがわからない」からだ。彼は何でもできすぎて、なんでも任せられるような気がしてしまう。しかしそれは嘘で、彼はあくまで人間だ。失敗だってするし、感情に揺さぶられて判断が揺らぐことだってあるだろう。だから俺はまだ彼のことを信頼できない。
その点我らが誇るデザイナーは比較的「信頼」している。できないことには首をつっこもうとしないから。
逆の例を一つ出すなら、あのツイドルだろう。俺は彼女のことをほとんど「信用」してないが、それゆえに「信頼」している。何故か。「ここまでなら任せられる」というのがわかるからだ。仕事を任せたことで発生しうるルートが数個しか存在しない。彼女の場合「時間を指定しても意味はないが、時間さえ問われなければ割りといい仕事をする」ということがわかっている。だから俺は信頼している。しかし時間に関しては信用していない。
そんなとこか。因みに俺は俺自身のことを信用も信頼もしていない。出来るわけがない。